テキストサイズ

ウィスタリアで秘密のlesson

第2章 ジル•クリストフ❤︎lesson1

……………………


マリーは疲れ果て
すぐに眠ってしまったようだ

ジルはまだピクピクと脈打つ
自分自身を見て
大きなため息をついた…


「私としたことが…
危うく貴女に溺れるところでした
特定の女性を
自分一人のものにしたいなどと…
子供じみた考えを持ちそうなほど」


ジルは眠るマリーの瞼に
そっと口付ける


「無邪気な貴女を見ていると…
柄にもないことを
夢見てしまいそうで困りますね…
貴女は…プリンセス
私は……」


そしてマリーの気怠げな美しい寝姿を
いつまでも見つめていた…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ