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ウィスタリアで秘密のlesson

第2章 ジル•クリストフ❤︎lesson1

……………………

早朝…ジルに呼ばれたユーリが
まだ眠るマリーを抱き
プリンセスの寝室へと運んだ

その際、シーツに散らされた
薄紅色の花びらの様な純潔の証を見て…

ユーリは突然泣きたいような
気持ちになった


「あーあ…マリー様…
俺、貴女に一目惚れしていたみたいだ…
今ごろ気付いても苦しいだけなのにね」


楽しみだった筈のプリンセスとの毎日が
どんなに辛いものになるのか…
考えただけでため息が出るユーリ


「でも、マリー様の執事を
他の男にやらせるのは嫌だし…
俺が貴女を一番そばで支えるからね?
プリンセス…」


(それに…昨日の夕方
テーブルマナーのlessonの許可を
ジル様にもらったもんね♪)

と気を取り直し
ユーリは眠るマリーの頬に
こっそりキスを落とした。


lesson1…終了

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