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君の笑顔をーー

第15章 繋がるココロ。



紗彩は、私に幼い頃の話をしてくれた。
2人が出逢ってから3年ーーー


初めてお互いの事を深く話せた。
簡単な事ではない。。
心を話すことは、勇気だけではない覚悟だってある。
色々な不安もある。

自分を理解してもらえること。
自分が理解したいと思う相手。

2人の心が一つになれた時
初めて強い絆ができてきたのだと思う。


『泉…。私ね、泉にずっと言いたかった事があるんだ…。』


「何よ〜?改まって。」


『うん。泉がね、私に心を開いてくれた時。私が自分を話せた時は…』


紗彩は深く呼吸をしてから、私の瞳を見た。


『私と親友になって‼︎‼︎』


私は目を見開いた。
だって、紗彩の顔…
真っ赤なんだもん………。



「ぶッ‼︎‼︎はははははッ‼︎
紗..紗彩…ッ‼︎ 告白かよ‼︎‼︎‼︎」



『真面目に言ってんの‼︎‼︎』



紗彩の顔はいつもと違い、真剣だった。



私は思わずその場に正座をし、深く頭を下げた。



「こちらこそ、ヨロシクお願いします‼︎」


『…本当?本当に親友になってくれるの⁉︎』



「もう‼︎ 当たり前でしょ⁉︎
私の大切な友達は紗彩しかいないよ?」



紗彩は何度も何度も聞き返しながら、喜んでくれた。


紗彩。
こんな私を親友だと言ってくれて
ありがとう…


私もあなたと親友になれて嬉しいよ。



これからもずっと、仲良しでいてね?

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