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君の笑顔をーー

第15章 繋がるココロ。



『私はママにしがみ付いて言ったんだ。
もう、私のために我慢しないで‼︎
ママの悲しい顔を、これからも見なきゃいけないほうが、辛い‼︎ 私、ママを支えていくから、家を出よう?ってさ。

翌日、荷物をまとめてママとおばあちゃんの家に引っ越したの。

そして、私は5年の時に転校して来て、泉に声をかけた。
それからは、泉も知ってるのが私。』


私は話終えると泉に笑いかけた。
泉はずっと手を握ったままだった。


「紗彩。自分の辛かった出来事を話すのって、本当に勇気がいるよね…
なかなか人には話せないもんね。。
私に…紗彩のこと話してくれてありがとう。
もっともっと紗彩の事を知ることが出来て嬉しい。
これからも、何かあった時は、私に話してくれると嬉しいな。
私も紗彩を支えたい‼︎」


泉はそう言うと私の手を離し
力強く抱き締めてくれたんだ。



【 紗彩 】ー Side ー


End...

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