君の笑顔をーー
第17章 冬に咲いた花。
夜。お風呂から上がって、ソファでテレビを見ていると紗彩から電話がかかってきた。
(お?)
「もしも..『泉ーーーーーーーーーッ‼︎‼︎』
「いきなり喚くな‼︎笑
はい。何があったのかなー?」
『大翔に告られて付き合った‼︎』
「早ッッ‼︎」
何だい?その早過ぎる展開は‼︎
蓮の言う、善は急げなのか?
「んでー?何ていわれたのよ?笑」
『俺の彼女になってよ?ってー☆
お前に一目惚れしたんだよ。なんて言われたんだよー♡
まじ俺様‼︎ でも大翔が言ってくれる一言一言が胸を撃ち抜くんだよーー‼︎
しかも、めっちゃ優しいの‼︎
寒いからって温かいココア買って来てくれて、大翔のマフラーまで巻いてくれたの‼︎』
紗彩。興奮してるな…
鼻血だすなよ?笑
「紗彩が首にぐるぐる巻き付けるんじゃなかったの〜?」
『逆に巻かれたわー♪』
「ははッ‼︎ でも紗彩が幸せそうで
私もめっちゃ嬉しいよ‼︎
おめでとう紗彩☆」
紗彩は恥ずかしそうに?今日の出来事を語り倒してくれた。
本当に嬉しかったんだね!
私も嬉しいよ。紗彩!