君の笑顔をーー
第22章 お前の笑顔が…
『修学旅行のとき。
男部屋で暴露大会やってたんだ。
その時、勇大の口から出たのは
お前の名前だった。
あ… やっぱりそうか..。てな。
勇大は、お前の事が好きなんじゃねーか?
って、なんとなく気付いてた。
俺と話してても、勇大の目はいつもお前を探してた。
俺とお前は幼馴染だし、ずっと今の関係のままでも一緒にいられるしな。
だから、勇大を応援した。
けど………』
「…けど..?」
『お前と勇大が一緒に、俺の目の前から離れて行った時。すげぇ後悔したんだよ。
その時だよ…
自分の気持ちにやっと気付いたのは..』