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陸は私の手を繋ぎ歩いている。
昔もこうやって歩いてくれたっけ…


でも、あの頃とは違う。

今、隣にいるのは私の大好きな彼。
幼なじみから恋人になった陸だ。


『さっきから何ニヤけてんの。』


「ナイショ！」


『変なヤツ。』


口は悪いけど、すごく甘え汰だということを知った。

恋人になって、初めて見る陸がなんだか新鮮。


昔から一緒にいても、まだまだ知らないこともあるんだ。