君の笑顔をーー
第10章 修学旅行。
私たちはというと、4人で絶叫マシンを楽しんでいた。
はしゃぎ疲れた私たちは
ベンチで休憩することにした。
『私、飲み物買ってくる〜。』
と紗彩が立ち上がると
「あ‼︎ 俺も行く〜‼︎」
と隼人もついて行った。
「いや〜‼︎
乗り尽くしたねー‼︎ 楽し過ぎた☆」
私は笑って勇大に話かけた。
『ん。楽しかったな?』
勇大は私の方を見て
ニコっと笑ってくれた。
『いっぱい乗ったなぁ…』
「うん‼︎ いっぱい乗った♪
制覇したぞーーー‼︎」
『………まだ乗ってないの...
ある..けど……?』
「ん? そうだっけ⁉︎」
『観覧車 …………』
「あ。乗ってないや…」
『なぁ…2人で…乗らない?』