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お前は俺のxxx

第33章 もう遅い…



【颯太】ーSideー


俺は、結愛を避けるようになったーー



傷つけるくらいなら…

違う…
自分が傷つきたくないから..か...



俺は、いつものように
屋上で空を見上げていた。


梯子をのぼる音が聞こえ、
視線を移すと、そこには結愛がいた。


『何だよ。結愛。』


結愛は必死に俺に話しかけてくる。


(頼むから…。
もう俺のとこに来るなよ…。)



思ってもいない言葉は、
単調な口調で俺の口から溢れる。


心の無い言葉…
俺はわざと結愛を傷つけたーー




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