お前は俺のxxx
第33章 もう遅い…
「碧先輩…。」
『こんな時間まで、何やってんの。
ああやって、変な奴に絡まれるだろ?
危ないから送ってくよ。』
碧先輩は私の手から、荷物を取ると手を引いて歩き出した。
「どうして…
どうして、私なんかに優しくしてくれるんですか…?
私は…そんな優しさに甘えてしまうじゃないですか…。」
『好きだからだよ。』
碧先輩は立ち止まると、
私の瞳を見つめている。
射抜くような、真剣な眼差し…
その瞳を見て
ドキっと鼓動が跳ねた。
『好きだから、優しくしたいんだよ。
結愛ちゃん。俺に甘えなよ。』
碧先輩は、私を優しく抱きしめたーー