お前は俺のxxx
第36章 否定してきた心。
翌朝、鳴り続ける携帯の音で目を覚ました。
ズキズキと痛む頭を抱え、電話に出ると碧先輩からだった。
そして、碧先輩の言葉聞いて、頭が真っ白になる。
鼓動は大きく跳ね上がり、背筋には冷たい汗が流れた。
『颯太が病院に運ばれた。』
(何…言ってるの…?)
碧先輩は、動揺を隠せない私にゆっくりと話しかける。
『結愛ちゃん。落ち着いて聞いて?
俺たちは、今、救急病院にいる。
颯太は今、手術中だから。
落ち着いたら来て欲しい。』
「わ..かり...まし..た..。」
それだけ返事をすると、
携帯が手から滑り落ちたーー