お前は俺のxxx
第4章 誰??
暖かい陽気の中、素敵な場所でご飯を食べられることに結愛は笑顔を浮かべていた。
カフェの2階に居た3人が、テラスに座る結愛たちに気付いた。
『デコ科の子、下にいるじゃん。』
『マジだ。って…隣、誰⁉︎⁉︎』
『え⁉︎あんな子いたか⁉︎』
『やっべ。俺、ツボだわ!』
『っちょ‼︎ 行こうぜ‼︎』
『 おい。あれ俺の。』
走り出そうとする仲間に、静かに声をかけ、歩きだしたのは颯太だ。
『『は?』』
『颯太は眼鏡ちゃんだろ?』
『だから、あいつは俺のだ。』
『何でだよ!』
『あの女が…
お前らの言う眼鏡ちゃんだよ。』
颯太は口許を吊り上げ妖しく笑いながら、階段を降りて行った。