お前は俺のxxx
第44章 本当の彼は。
『2人で何話してんの?』
お手洗いから戻った颯太は、私たちが楽しそうに話してるのを見て、少し不機嫌そうに椅子に座った。
『ん〜。結愛ちゃんを口説いてた。』
『結愛に手ぇ出したら、まじで許さねぇよ?で?何の話?』
「あははははっ。まこっさんと2人だけの秘密〜。」
颯太は私の首にガシっと腕を回してきた。
『そんなこと言っていいの?
この場で襲うよ?』
「ば.ばか!ヤダ‼︎ ゴメンなさい!」
颯太は私を離すと、勝ち誇ったように鼻で笑った。
そして、まこっさんにお会計を頼んだ。
私もバッグの中からお財布を取り出すと、颯太に止められる。
『結愛は出さなくていい。』と言って、まこっさんにお金を支払ってくれた。