お前は俺のxxx
第6章 俺のもの。
テラスで香奈とおしゃべりをしながら、ご飯を食べていた。
香奈はカフェで買ってきた、クロワッサンとデニッシュを頬張っている。
『ねえ。そんなに手の込んだお弁当を朝から作ってきたの⁉︎』
「ん?朝は簡単に作って詰めるだけだよ〜。夜のうちにある程度は下ごしらえしておくから。後は夕飯の残りとかも入れてるだけだよ。」
『すごいなぁ〜。一口もらい♪』
香奈は私のお弁当に手を伸ばし、昨夜の残りの唐揚げを食べた。
『ッッ‼︎ 美味しい‼︎‼︎ 料理上手だね☆』
「あははっ。ありがと♪ 」
私は食事を続けようと、玉子焼きを口に運ぶ。
『え‼︎⁉︎』
香奈が驚いた声を出したと同時だった。
後ろからお箸を持つ手を掴まれ、私の玉子焼きは隣に見えた男の人に食べられていた。