お前は俺のxxx
第100章 ★今日はお前が..
『熱っちぃ…。』
隣で横になっている颯太は、乱れた呼吸を整えながら額の汗を腕で拭っている。
「シャワー使っていいよ。
今、タオル用意するね?」
私はベッドから起き上がると、クローゼットの中からバスタオルを出して颯太に手渡した。
『お前も一緒に入る?』
「え''っ⁉︎私は後で…」
一緒に入る…
さすがにもう身体は限界。
絶対、シャワー浴びるだけでは終わらない気がするもん…
『何もしねぇよ。
お前も疲れてんだろ?』
颯太は言葉通り何もしないで
一緒に汗を流すだけだった。
『お前飯食った?』
「あ。うん。もう済ませちゃった。
颯太はまだなの?何か作る?」
『いや。今日はいいわ。
何か食って帰るから。』
「え…?帰っちゃうの?」
私のシュンとした顔を見た颯太は、フッと笑うと頬をキュっと摘んできた。
『..んな顔してんなよ。
明日手伝いあんだよ。』
「手伝い?」
『明日・明後日、地元の祭り。まこっさんもテキ屋出すからその手伝い。』
私は県外だから知らなかったけど、明日・明後日はこの辺りのお祭りの日らしい。