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はじまりは保健体育☆

第3章 3


「おれは朝の登校指導にひっかかったわけじゃないよ。授業中にうっかり携帯ならしちゃって、直樹ちゃんににっこりされてさ」

「あぁ‥‥」

そのにっこり笑顔、私も身に覚えがあります。

「そういや由宇、次の木曜にミーティングやるからな」

「えっなんですか?」

「新しい開発について、ちょっとね」

「もしかして、アレが完成したんですかっ!?」

「しーっ。まだ秘密だって」

達哉先輩は唇に人差し指を当てる。

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