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はじまりは保健体育☆

第3章 3


ところがみんな案外、すらすらと書いていく。早いひとなんて、10分くらいで提出して帰っていった。

「由宇、お先なー」

頭のいい達哉先輩も効率よくさっさと終わらせたみたい。

「えっもう!?達哉先輩早っ!」

先輩を見送り、再び原稿用紙とにらめっこ。

書くことないよぉ~

私の文は、2枚目の最初のほうで止まっていた。

きっと私根が正直だから、嘘つけないのよね、うん。


1時間くらいして、気づくと、まわりは誰もいなくなっていた。

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