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LOVE SONG

第1章 Esperanza~初恋~

分かってたよ。


健斗にとって、あたしが恋愛対象じゃないって。


でも、心のどこかでは、あたしを選んでくれるんじゃないかって、期待してた。


ねぇ、あたしがあの子よりも早く出会ってたら、何かが違ってたかな?


そんな問いかけを、真っ青な空に向かって投げる。


どうして、あたしじゃないんだろう。


なにが、足りないの?


あたしは、今までの誰よりも、健斗のことが好きなのに…。

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