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LOVE SONG

第1章 Esperanza~初恋~

もう、なにがなんだか分かんなくて、


ただひたすらに走った。





「はぁッ…はあ…、…っ」


無我夢中で走って、たどり着いたのは、ちいさな公園だった。


キィ……


そっとブランコに座る。


「あはは…。完璧、やっちゃったなぁ…」


視界がぼやける。


滴り落ちた雫が、地面に小さなシミを作った。


「……っ、ふっ…っ。グスッ……。ウっ…っ」


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