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LOVE SONG

第1章 Esperanza~初恋~

あたしが目で追ってしまうひと——―――健斗は、高校に入って仲良くなった男友達。


別に頭がいいわけでも、特別にかっこいいわけでもない。


でも、笑顔がすごく似合ってて、まぶしいくらいで…。


あたしが新しいクラスで緊張してたら、「よろしく」って言って、笑ってくれた。


そんなことで好きになっちゃうあたしは、おかしいのかな?






だけど…





「あー。女子の考えてることってマジわかんねぇ」


ある日、健斗がぽつりと言った言葉。


「なに、急に」


「彼女がさー、」


えっっ!?


「健斗、彼女いたの!?」


「いますけど。え、いないと思ったわけ?」


「いやー、健斗みたいなヤツと付き合える子がいるなんて…」


「はぁ!?ちょ、それ酷くね?」


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