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LOVE SONG

第1章 Esperanza~初恋~

健斗、彼女いたんだ…。


まぁ、健斗のこと放っておく人なんていないか。


よかった、深くハマる前に知れて。


毎日のように自分に言い聞かせてるのに、


想いはどうしてふくらんでいくんだろう。







「…香恋、かーれーんー」


「あぁ、ごめん。ボーっとしてた」


いけない。


うっかり泣きそうになった。


「お昼休み、終わっちゃうよ。次移動教室だし」


「んー…」


ごめんね、実花…。


心配かけて……。


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