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ミニ嵐がデキるまで

第10章 10

翌朝、点滴のお陰で熱の下がった和也は仕事に出かけた

今日は個人の仕事だから私は留守番
だから潤に残って貰って相談することにした

ねぇ潤 
私 自分でお金を稼いで服とか買いたいの
何か私に出来る仕事ないかな?

俺は蓮に出来る仕事はないと思う

どうして?

まずまだ常識が足りない
頭は良いけど、学校に行ってないから、履歴書も書けない
男に抵抗無さ過ぎ

そんな……

オレらが紹介したら見つかるかもしれない
でもそれは蓮はイヤだろうし、オレらも蓮に仕事して欲しくない

なんで?
和也はお金使い過ぎて熱まで出したのに

……理由はいつか言う
今はただオレらの言う事聞いとけ
じゃ、オレは帰る

それだけ言って潤は帰った

どうして?
私の頭にはもうそれしかなかった

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