依存症
第3章 【悪夢】
アタシ(小林樹奈22歳)
と
あいつ(佐藤恭平20歳
の
出会いは最悪だった…
彼氏(斎藤春20歳)
アタシとハルは
同じ地元で高校も一緒だった
アタシが3年で
ハルが1年…
アタシは
色白で
身長も小さくて
男ウケする顔だから
嫌がらせは多々あった…
女の子の友達(奈々)は1人だけ
その日の朝も
上履きがなくなってた…
アタシは
慣れすぎて
下駄箱にローファーを置いた
奈々は
「またないの?
スリッパ借りいこ!」
と怒りマークついてるね
アタシは
靴下のまま
廊下を歩き出そうとした時
『あ!先輩!!…』
振り向くアタシに
『これ!汚いけどはいてよ!!…』
男の子の上履きを
渡された…
「…えっ?」
『いらなかったら
そこの下駄箱に入れといて…
じゃ…』
と下駄箱を指さし
ニコッと笑った
男の子
走り去っていった…
1年の下駄箱には
名前が貼ってあった
[斎藤春]…
それがアタシとハルが始めて話した会話
そのあと家の都合でアタシが引っ越しちゃったんだけどね
でも
アタシの中で気になる子になってたんだけど