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依存症

第19章 【救世主】



《…ってえ…》和哉が頭を押さえる

ガッツン!ガッツン!


「…の…あちゃん……」
錆び付いた鉄の椅子で和哉をたたき付けていた

『…ジュナさん…やっぱ!逃げる時は一緒ですよ!』

和哉の頭からは血がたれていた
うずくまる和哉をよそに痩せている和哉の頭から背中に向けて

もう1回

ガッツン!とたたき付けた!
倒れ込む和哉…
動かない…

『…あれ?死んじゃったかな?……』


息はしてる

「大丈夫!」



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