
叔父さんと僕
第5章 叔父さんと僕とオナニー1
僕はオナニーが出来ない。
別に嫌いなわけじゃない。
気持ちよくなりたいともちろん思う。
けれど、イけないのだ。
性行為どころか恋人もできたことがない僕にテクニックなんてあるわけないと思っていたけれど、ここまでとは思わなかった。
自分で出来ない僕が、相手の子を満足させてあげられるわけがないといつも思う。
だったら、どう処理をしているかというと、
夢精だ。
僕の一番の弱点だ。
この言葉は僕を蝕む。
そして、僕はこのことを忘れていた。
そう、今は夜明けにこっそり洗いに行けない。
マンションだから、もちろんバレる。
だから、今の僕の一番の弱点であり課題である。
一日中考えているが、方法が見つからない。
このままじゃ昭彦叔父さんに無様な姿を見せてしまう。
