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叔父さんと僕

第8章 俺と甥っ子と連れ

「やーかーら!たぶん雪乃ちゃん自分のこと好きや言うてんねや!」

「そうでけーと聞こえるぞ?」

「あ!しまった!」

しかし水道の水の音でかき消されていたらしい。
雪乃は黙々と皿を洗っている。

「二人きりの時聞いたのか?」

「おん。いや、まだ確実ちゃうねんけどな?たぶんこの子アキの事好きやな〜…って、思たんよ。」

「証拠は?」

「それはーーー…」

それは、ほんの数時間前にさかのぼる。

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