モテモテ男の裏の顔⁉︎
第24章 仕掛けた罠。
湊について歩いていると、見覚えのあるビルの中へ入って行く。
昨日の雑居ビルだ。
あの時の出来事が頭を過ぎり自然と顔が強張る。
そんな私に気付いたのか湊は
私の頭をポンと撫でる。
『心配すんな。』
そして私の肩を抱き寄せると
店のドアを勢いよく開けた。
中にはあいつ…政臣と仲間がいた。
そして乱された女の子が1人。
複数の男たちと絡み合っている様子を
政臣は笑いながら見ている。
彼女は嫌がることも無く、甲高い声を上げながら自ら求めていた。
『キモ…』
怪訝な顔をした湊が呟いた。