モテモテ男の裏の顔⁉︎
第24章 仕掛けた罠。
入って来た私たちに気付いた政臣は、
妖しい笑みを浮かべ声をかけてくる。
『ここに何の用だよ?湊〜。』
湊は私の肩を抱きながら、
ツカツカと政臣の方へ歩き出した。
『相変わらず気持ち悪ィことやってんな?』
『お前に関係あんのか?』
『あー。
色んな意味で関係あるんだよ。』
湊は何かを含んだような口振りで政臣に言葉を返した。
『日和はお前の女じゃねぇだろ?』
湊は政臣の言葉を聞いてククっと笑う。
『残念。俺の女だよ。』
湊は言葉を返すと、私の体をグイっと抱き寄せ、突然唇を重ねてきた。
‼︎‼︎‼︎
不意打ちをくらった私は、焦って離れようとするが、湊に腰をギュっと抱かれ動けなかった。
そんなことよりも…
湊が絡ませてくる甘いキスが、気持ちいいとさえ思ってしまった私は、気付くと力無く身を委ねていた。