モテモテ男の裏の顔⁉︎
第29章 何だよ…これ。
『おい…。お前飲み過ぎ。
お前の部屋どこだよ。』
「突き当たりの左〜。」
湊は溜息をついて、私の部屋のドアを開け中へ入ると、カチャっと部屋の鍵を閉めた。
そして、そのまま私をベッドの上に寝かせる。
『ソファ借りんぞ。
俺はそこで寝るから。』
湊が私から離れようとした時、
私はなぜか湊の手を掴んでしまった。
「湊は優しく無いんでしょ?
前に言ってたじゃ〜ん。
ソファで寝るとか優しい事は言わねぇってさ〜?はい、どうぞ〜。」
私は掛け布団をバサっと広げて、自分の隣をポンポンと叩くと、湊は小さく何かを呟き私の隣に横になった。