モテモテ男の裏の顔⁉︎
第30章 繋がる気持ち。
湊は私を包み込んだまま
小さな寝息を立てはじめた。
湊の優しい温もり…
何だろう…
すごく安心する…
この腕の中にいることが
心地いいとさえ思ってしまう。
見上げると目の前には湊の綺麗な顔があった。
トクンと鼓動が大きく跳ねた。
(ち..近い‼︎)
私は慌てて顔を背けた。
うるさく鳴り響く鼓動が聞こえてしまいそうで、胸に手を当ててギュっと押さえた。
ダメ..
もう無理...
(こんなの身が持たないよ‼︎)
湊の腕からすり抜けるように身体を動かしていると、グっと腰を抱かれて引き寄せられた。