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『あぁ。忘れてた…』


湊はボディバッグを探ると、ポンと私の手の平に乗せた。


「あ…テディベア‼︎」


それは無くしたと思っていた、愛菜の手作りのストラップだった。



「どうして湊が…？」


『あいつらが持ってた。
それ、大事なもんだろ？』


湊は愛菜から話を聞いたみたいで、大切に持っていてくれた。


「良かった…本当にありがと！
でも、もう付けられないな...これ..」


縫い目の部分から千切れてしまっていたストラップ。


これじゃあ部屋に飾るしかないかな…