モテモテ男の裏の顔⁉︎
第32章 彼の部屋で。
箱を開けた湊の表情が緩んだ。
『マジか…レザーのブレスじゃん。
デザインもシンプルでかっけぇ。』
箱から取り出すと、湊はさっそく腕に着けてくれた。
その反応を見て安心したのと、くすぐったい様な気持ちになり、私も笑みがこぼれた。
『日和。マジでありがとな?』
「喜んでもらえて安心した。」
湊は私の腕を引くと、ギュッと抱きしめてくれた。
心地よい香水の香りが鼻を掠める。
湊の腕の中は本当に落ち着く…
包み込んでくれる大きな腕は
私に安心と温もりを与えてくれる。