モテモテ男の裏の顔⁉︎
第33章 ★初めての。
【 湊 】ーSideー
焦らすようなキスを繰り返すと
日和の表情は艶を帯びていく。
求めるようなその瞳が…
薄く開いた唇が俺を欲情させる。
俺は日和の耳に顔を寄せると囁いた。
『何?して欲しいの?激しいキス。』
俺の吐息が耳に触れ、
日和は甘い声を洩らした。
「..んン...。
何で..意地悪なこと言うの..?」
紅く染まっていく顔を隠すように、
日和は俺の肩に顔をうずめた。
その反応が可愛いくて、
もっとイジメてやりたくなる。
『ちゃんと言えよ?』
日和は顔を隠したまま、
プルプルと首を横に降る。
「ム..ムリ‼︎」
『そ。じゃあしてやんねぇ。』
俺は日和の肩に手を添えると、身体を離した。
真っ赤に染まった日和の顔は、
不安気に俺を見つめて瞳を揺らした。