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モテモテ男の裏の顔⁉︎

第33章 ★初めての。



そんな日和の表情を見て、
ドクンと鼓動が跳ね上がる。


『バカ。そんな顔すんなよ。』


日和の髪を梳くように右手を頭の後ろに回すと、深いキスで日和の唇を塞いだ。


「んン..ふ..」


ギュゥっとしがみついてくる日和の身体を抱き寄せながら、角度を変えて深く深く絡めていく。



唇の隙間から小さく洩れる日和の声に、身体の芯が熱く疼きだす。



ゆっくり唇を離すと、日和は乱れた呼吸を整えながらうつろな瞳で俺を見上げていた。



『キスだけで感じてんの?』



俺の言葉に耳まで真っ赤に染めた日和は、両手で顔を隠すと俺に背を向けた。




艶麗な表情を見せたかと思えば、こうやって真っ赤になって顔を隠す。



そんな日和の極端な表情に
俺の欲は煽られていく。

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