モテモテ男の裏の顔⁉︎
第34章 彼の所有印。
「え⁉︎何で⁉︎これ..」
湊は私から視線を逸らすと、
小さく呟くように言った。
『消すなよ。』
(へ?湊..⁉︎)
「湊...?」
『お前は俺のもんだから。
他の奴に触らせたくねぇんだよ。』
湊は髪をクシャっとさせると、
紅くなった顔を腕で隠した。
湊ってそういう顔もするんだ..
また意外な一面を見てしまった私は、
クスっと笑ってしまった。
『クソ..笑うんじゃねぇよ。』
湊は私の髪をクシャクシャっとすると、ベッドに突っ伏してしまった。
私の胸元に残されたのはーー
〝湊の所有印〟彼女だという証…