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モテモテ男の裏の顔⁉︎

第37章 彼に守られて。




休憩時間の度に、ポケットの中で震える携帯。


ディスプレイを見ると〝非通知〟


出る度に『別れろブス‼︎』などと暴言を吐き捨てられ、一方的に切られてしまう。


(何がしたいのか…。)


直接言って来やがれっつーの‼︎
つーか、何で番号知られてんの⁉︎


毎回出るのも面倒になり、私は携帯の電源を落とした。


昼休憩になり売店に行こうと席を立つと、教室の入口から私を呼ぶ声に振り返った。


(今度は何?誰だよ…?)


そこには見覚えの無い女の集団がいる。

上履きを見るからして、3年生。


「私に何か用でも?」


『用があるから来てんだけど?
ちょっとついてきて。』


また呼び出しっすか…
嫌がらせやイタ電、呼び出し。


(本当、みんな湊が好きなのね..)


こんな毎日だと、湊が嫌にもなるわけだ。


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