モテモテ男の裏の顔⁉︎
第37章 彼に守られて。
「ご飯食べたいんで、放課後とかでもいいですかね?」
私がため息を吐きながらそう言うと、女は眉間にシワを寄せて私を睨みつけた。
『はぁ?今から来いって言ってんの!』
そう言われてもな。
腹が減っては何とやら…ってね。
私たちのやり取りを見て、心配そうな顔をした愛菜が話しかけてくる。
『日和…。大丈夫…?』
(こんな押し問答してたら、愛菜も心配するし、みんなの迷惑になるか…)
「心配しなくても大丈夫だから!
ほら、みんな待ってるからお弁当食べな?」
私は愛菜に笑顔を向けると、女たちに続いて教室を出た。