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モテモテ男の裏の顔⁉︎

第41章 押しに弱い私。



『松ちゃん!フィルム交換終わったか?ちょっとこの2人を撮ってやってくれるか?』


「え⁉︎仁兄ちゃんいいよ‼︎そんなの‼︎」


『せっかく来たんだから!記念にな‼︎』


(なんの記念だよ‼︎)


そんな私の心の叫びも虚しく、湊に手を引かれカメラの前に立たされた。


〔ちょっと湊⁉︎
私、カメラとか苦手なんだけど‼︎〕


私は湊に向かってコソっと話しかける。


〔大丈夫だっつーの。いつもみたいな変な顔してりゃいいんだよ。〕


〔はぁ⁉︎変な顔って失礼な‼︎〕


〔ククッ。変にカメラ意識する必要ねぇから。
いつも通りお前は笑っとけ。〕


湊は私の肩に腕を回すとヘッドロックをかけてくる。


そんな湊のいつもの行動に、私も気がつくと周りを忘れて湊とふざけ合っていた。


『はーいOKでーす!』


カメラの存在を忘れていた私は、その声に意識を引き戻された。


(あ。写真撮られてたんだっけ。)


『お前絶対マヌケな顔してたぞ?』


「そういう湊だって同じでしょ⁉︎」


そんなやり取りをしながら、湊に手を引かれて仁兄ちゃんの所へ戻った。


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