モテモテ男の裏の顔⁉︎
第1章 いつもの光景。
【綾瀬 湊】アヤセ ミナト
3年生で、私の1学年上。
背が高くイケメンだと騒がれ
毎日のように告られている。
読モでは無いらしいけど、ファッション雑誌に載ることもあり、他校の女子からも人気だとか…
『湊〜。また告られたんだ?
今月入って何回目だよ。
つか、まだ5月だぞ?
1年なんて入学したばっかじゃん。』
『そんなの知るかよ。
毎日まじ面倒くせぇ…
つまんねぇような女ばっかり。
裕翔の方はどうなんだよ?
人のこと言えねーだろ。』
ポケットから煙草を取り出し咥えると、ため息とともに紫煙を吐き出した。
この会話は、よくここで耳にする。
別に盗み聞きをしてるわけじゃない。
私のテリトリーに勝手に入ってくるからだ。って..学校だから、どこに居ようが自由なんだけどさ。