テキストサイズ

モテモテ男の裏の顔⁉︎

第12章 甘い…コーヒー?



(な...に..これ?)



立ち上がろうとしても、目眩がして足にも力が入らない。



『日和ちゃん⁉︎日和ちゃん⁉︎
どうしたの⁉︎大丈夫⁉︎』



マサくんに支えられ、奥のソファに座らされた。



『水!今、水持って来るから!』



真っ直ぐ座っていられず、倒れ込んだ。



『日和ちゃん⁉︎日和ちゃん⁉︎』



遠くの方でマサくんの声が聞こえる。



私はそのまま意識が遠のいていった。



瞼が閉じるとき、妖しく笑う男の姿が見えた気がした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ