モテモテ男の裏の顔⁉︎
第18章 面倒なこと…
『ぃやぁ‼︎離ッッ⁉︎』
女は叫び暴れようとする。
(暴れんなよ‼︎バレんだろ⁉︎)
俺は口元を塞ぎ、壁に押し付けると
自分の体で女を隠した。
お巡りは見失ったようで、
無線で連絡を取っていた。
(このままココにいたらやべぇな。)
女から離れると、俺に気付いたようでその場にペタっと座り込んだ。
女の足元には涙の跡が滲んでいた。
(ッたく...ボロボロじゃねぇかよ。)
俺は目の前に座り、
袖でガシガシと涙を拭いた。
着ていたパーカーを脱ぐと、それを着させる。
とりあえずどっか行かねぇと…。
本当…面倒なことになったな。
【湊】ーSideー
End...