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モテモテ男の裏の顔⁉︎

第21章 感じた温もり。




『はぁ...。
本当、お前..面倒くせぇ奴だな..』



私は返す言葉も見つからず、俯いたまま膝の上でギュっと握った拳をみていた。



(湊には迷惑ばかりかけてしまった..
忠告してくれてたのに..本当バカだ...)




『バカ...』




湊はため息混じりに呟くと
私の頭をポンと撫でた。




『無防備過ぎるお前も悪ぃよ。

でもな。傷付けられたのもお前だ。

汚ねぇマネしてお前をヤった奴が



〝 一番悪ぃんだよ 〟



だからお前も傷付けらんねぇように
自分をしっかり守れよ。』




拳の上にポタっと涙が落ちた。


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