テキストサイズ

君だったから。

第1章 レイプ…

私は顔を赤く染めていた。

「何?もしかして処女?」

拓真が面白そうに私にそう言った。

「だったら、何⁉︎別に…関係ないでしょ⁉︎」

拓真は私の顔を手でなでて

「かわいいね」

と言った。

ちょー上からでムカつく!

「処女のほうがよくね?」

と戒が言うと、昌は

「確かにね。やりがいがある。」

と答えた。

レイプにやりがいなんてものがあるんだ。

私はふと思ったことを聞いてみた。

「私以外にも、レイプ…したことあるの?」

怖いな…

「あるよ。もう8回目。」

拓真は当たり前のように答えたが、8回もやってるなんて!

罪は8倍ってことだ。

「ねぇ、アリス……はじめていい?」

えっ?…はじめる…

私は現実に引き戻された。

そうだ、私はレイプされるんだ。

「私がいいよって言ったら、はじめるの?」

「あぁ。」

「じゃあ、私がずっと言わなかったら?」

「ずっと待ってる。」

意外と優しかった。

レイプって、犯すことなのに、自分からやるみたい…

私は決心した。

そして、大きく深呼吸をして、言った。

「いいよ。はじめて。」

拓真は待ってましたとばかりの笑顔を作った。

そんなにセックスしたいなら、すればいいのに。

「じゃあ、やるからね。」

「うん。」

すると、拓真はレイプの説明?を始めた。

「やってる最中は呼び捨てにすること。みんな。俺もアリスって呼ぶし、アリスは俺たちのことを名前で呼ぶこと。」

私はこくっとうなずいた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ