君の隣の相棒さん、∥
第7章 レンズ越しの恋(大)
「おい、桜居るか」
『居ますよ。検視の結果ですよね?』
「ああ。っていうか、何で監察官が二人も此処に?」
────と、そこへ現れた一課の伊丹。
後ろから顔を覗かせる芹沢も不思議そうに見ていた。
『あれ?言ってませんでしたっけ、朔監察官は私の姉ですよ』
「「────ぇえーっ!?」」
腹違いですけど、と付け足す凛音に互いに顔を見合わせて驚愕の声を上げる。
凛音は知らなかったんだ、と呟く紫音を大河内ごと鑑識から出した。
『そろそろ仕事戻らなきゃでしょ、』
『ええ。そうね』
『えっと‥主席さん、姉のこと、宜しくお願いします!』
「ああ」
では、と一礼して伊丹に呼ばれ返事を返すと鑑識へと帽子を被り直して戻った凛音。
後、大河内は紫音に凛音の連絡先を教えられた。
“お姉さんの話を聞かせてほしい”という大河内に凛音は、“じゃあ、代わりに主席さんのことを教えて下さい”と返事を貰う。
────まだ誰も知らない恋が、今始まろうとしていた。
(レンズ越しの恋)
『居ますよ。検視の結果ですよね?』
「ああ。っていうか、何で監察官が二人も此処に?」
────と、そこへ現れた一課の伊丹。
後ろから顔を覗かせる芹沢も不思議そうに見ていた。
『あれ?言ってませんでしたっけ、朔監察官は私の姉ですよ』
「「────ぇえーっ!?」」
腹違いですけど、と付け足す凛音に互いに顔を見合わせて驚愕の声を上げる。
凛音は知らなかったんだ、と呟く紫音を大河内ごと鑑識から出した。
『そろそろ仕事戻らなきゃでしょ、』
『ええ。そうね』
『えっと‥主席さん、姉のこと、宜しくお願いします!』
「ああ」
では、と一礼して伊丹に呼ばれ返事を返すと鑑識へと帽子を被り直して戻った凛音。
後、大河内は紫音に凛音の連絡先を教えられた。
“お姉さんの話を聞かせてほしい”という大河内に凛音は、“じゃあ、代わりに主席さんのことを教えて下さい”と返事を貰う。
────まだ誰も知らない恋が、今始まろうとしていた。
(レンズ越しの恋)