君の隣の相棒さん、∥
第7章 レンズ越しの恋(大)
「先程、貴女は彼女を姉さんと呼んでいましたが‥‥」
『あっ、はい。申し遅れました、桜凛音といいます。朔監察官は、私の姉です』
腹違いですけど、と付け足す彼女・凛音(リオン)。
これには大河内も納得。顔が似ている理由も頷けた。
何気なく眼鏡を外した凛音に紫音が並ぶとその姉妹らしさが良く分かった。
「何故教えてくれなかったんだ…?」
『申し訳有りません…』
『えっ、伝えてくれてなかったの私のこと!?もぉー!』
『ちょっ、ごめんって‥っ』
普段は見ることのない紫音の焦った姿。
凛音はその性格で簡単に珍しい紫音を引き出すことが出来た。
そんな二人の様子に大河内は思わず笑みを溢していた。
「ほらほら、紫音さん困ってるからその辺でさ」
『むぅー…はーい』
姉の前になるとつい妹らしさが出てしまう凛音は甲斐に止められて漸く落ち着きを取り戻すのだった。
『あっ、はい。申し遅れました、桜凛音といいます。朔監察官は、私の姉です』
腹違いですけど、と付け足す彼女・凛音(リオン)。
これには大河内も納得。顔が似ている理由も頷けた。
何気なく眼鏡を外した凛音に紫音が並ぶとその姉妹らしさが良く分かった。
「何故教えてくれなかったんだ…?」
『申し訳有りません…』
『えっ、伝えてくれてなかったの私のこと!?もぉー!』
『ちょっ、ごめんって‥っ』
普段は見ることのない紫音の焦った姿。
凛音はその性格で簡単に珍しい紫音を引き出すことが出来た。
そんな二人の様子に大河内は思わず笑みを溢していた。
「ほらほら、紫音さん困ってるからその辺でさ」
『むぅー…はーい』
姉の前になるとつい妹らしさが出てしまう凛音は甲斐に止められて漸く落ち着きを取り戻すのだった。