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曖昧☆Bboys

第19章 弄ばれて愛されて

暗がりの小さな部屋で私は一人膝を抱えている。


どちらともセックスをするなんて最低だ。


と誰かが言う。


いいじゃないか、どっちも好きなんだろ?


違う...違うの...


何が違うんだ?


おまえなんか壊れてしまえ...と悪魔が囁く。



夢だった。



脂汗をかき、目をパチリと開けると、彰吾の手が私の胸を掴んだまま無邪気に眠っていた。


もう、胸に重みがあるからこんな夢みるんだわっ。


彰吾の手をそっと胸から離し再び目を綴じた。


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