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曖昧☆Bboys

第2章 彰吾と私の今

すっかり現実に引き戻されションボリ顔の彰吾が可哀想に見えたが、さすがに30万はどうにもならない。


「買うなら中古とかにすれば?」


「あ、そっか、うん、そうするわ」


えっ、買うんかい?


情けで言ってやったのに、彰吾は買う気満々でスマホ片手にギターを探し始めた。


呆れて言葉も出ない私は、どうでもいいテレビを見直した。



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