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曖昧☆Bboys

第3章 イケメンの正体

『もしもし』


『亜紀、今何してる?』


『あら、美咲!今ね、恵比寿で飲んでるよ~』


『一人?』


『ううん、セフレと』


『彼氏じゃないの?』


『違う、違う』


ケタケタと笑う亜紀の声が羨ましく感じた。


『美咲もおいでよ』


『いいよ、悪いから...』


『もう、用は済んでるから大丈夫よ、おいで』


用ってエッチか?


『セカンドって恵比寿にある店だから待ってるよ~』


亜紀は私の返事も聞かずさっさと電話を切った。


どうしようかなあ~


でも一人でいるのが嫌だった。


私の足は駅に向かった。


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