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曖昧☆Bboys

第3章 イケメンの正体

「終電ないんでしょ?タクシー呼ぼうか?」


霧人さんは心配しているようだ。


「ううん、適当に帰るから大丈夫」


強がってみたもののタクシー代なんてもったいなくて乗るつもりはなかった。


始発を駅で待ってもいいし歩いて帰ってもいいや。


そんな事を考えていた。


「ならさ、もう店閉めるからさこれから二人でカラオケでも行かない?」


「カラオケ?」


「そう、駅前に朝までやってるカラオケボックスがあるんだ。ぱあっと歌うと結構スッキリするよ」


霧人さんは私を気遣っているのだろう。


そんな事は分かっていたけど酔っていたせいか、弱っていたせいか甘えたくなった。


「いいね!行こう行こう!!」


酔った勢いでそう返事をしてしまった。







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