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曖昧☆Bboys

第5章 ごめんね、彰吾

霧人は理性なのか優しさなのかそれ以上激しくは求めてこなかった。


正直霧人があれ以上進めたら私は拒めなかっただろう。


でも始発まで長い時間、この密室でウトウトしながらも何度も抱き締めキスをくれ私を甘えさせてくれた。


しかも私が荒れていた理由は何一つ聞いてこない。


彰吾にはない圧倒的な包容力に私は癒されていた。


酒で酔っているのもあるしイカされて眠くなったのもあって頭の中はぼやけて思考回路が正常ではなかったかもしれない。


きっとどうかしていたんだろう。


でも時折甘く見つめる眼差しが私に安らぎを与えてくれたのは確かでその度に鼓動もドクンとなった。


「美咲...そろそろ出よう...朝だよ...」


「んん...」


霧人の腕の中でまどろんでいた私に優しく声を掛けて起こしてくれた。




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